2010年4月24日 10:54 | 無料公開
任期満了に伴う香取市長選はあす25日投票が行われ、即日開票される。現職の宇井成一氏(51)に新人で会社役員の森登美子氏(54)が挑む構図で、目立った争点がない中、4年間の“合併市政”の「継続」か、それとも「変革」か、住民の判断が問われる選挙になりそうだ。両陣営とも地盤固めや票の掘り起こしを目指し、最後の追い込みをみせている。
再選を目指す宇井候補は、小児や高齢者の医療、福祉事業ほか、合併市の行政改革などによる財政基盤の確立と、初代市長としての実績を強調し、地域医療の方向性や自治区制度の見直しなど“将来の香取市”の在り方を訴える。連合の推薦を受け、後援会組織を通じて票固めに励む。
森候補はコーディネート業の経験を生かし「行政サービスの質を上げるための“調整力”による決断力、交渉力が政治力」と強調しながら市政刷新を訴える。また独自のネットワークを駆使しながら、市長の退職金1300万円の全額廃止など、現職への批判票の取り込みを狙う。
投票は25日午前7時から午後8時まで、市内43カ所で行われ、午後9時半から市立佐原中学校体育館で即日開票される。大勢判明は同11時半ごろの見通し。