2010年2月1日 11:17 | 無料公開
昨年末の住民投票でリコール(解職請求)が成立し、小川利彦前村長(63)が失職したことに伴う本埜村長選は、あす2日に告示される。リコールまで混乱が続いたが、村長職務代理者によって、印旛村、印西市との3市村合併申請が1月12日に済み、争点は事実上なくなった。新村長の予定任期は編入方式で新しい印西市が誕生する3月23日までのわずか43日間。2月7日の投開票日に向け、3氏による選挙戦となりそう。
事前審査を済ませ、いずれも無所属で出馬の意向を表明しているのは、元村長の五十嵐勇氏(59)、元栄町職員の馬場正実氏(54)、小川前村長の3氏。
五十嵐、馬場の両氏は、行政経験を強調し、遅れた合併事務に万全を期すことで村政の総仕上げを行うと説明。小川前村長は、合併が必要ないとするこれまでの主張を続ける見通し。
村では、この約2カ月半で3回目の選挙となったが、合併の是非を直接問う住民投票は行われなかった。