任期満了に伴う長柄町長選はあす２９日投票が行われ、即日開票される。立候補しているのは、現職で３選を目指す成嶋尚武氏（６６）＝２期目＝と、会社社長の大岩芳治氏（６０）の無所属２人。

　成嶋候補は認定こども園の開園など、２期８年間の実績を強調。町民の視点を生かしたまちづくりなどを公約に掲げる。今年２人しか入学していない町立水上小について、「子どもたちのことを思えば、競い合える仲間が必要」と、町立日吉小との統合を目指す。

　大岩候補は町長の給与３０％カットや町議の報酬５０％カット、後期高齢者の医療費助成などを公約に掲げる。水上小については存続を目指し、「教育特区にして、充実した英語教育やインド式暗算などの特別な授業を行い、子どもたちを集めたい」としている。

　両陣営とも選挙カーで町内をくまなく回り、教育行政や財政などをめぐり激しい選挙戦を繰り広げている。

　いずれも投票は２９日午前７時から午後８時まで、長柄中学校体育館など町内４カ所で行われ、午後８時５０分から即日開票される。大勢判明は午後１０時ごろの見込み。