ちばの選挙

現新2人、再び対決 暮らし充実の具体策焦点 成田市長選告示

 任期満了に伴う成田市長選は19日告示され、新人で元県議の湯浅伸一氏(61)と、2期目を目指す現職の小泉一成氏(54)の2人が立候補を届け出た。いずれも無所属。成田空港を核に県内トップクラスの財政水準を持つ北総の拠点都市。両候補は、子育てや医療、高齢者支援など市民生活の充実に向けた具体策を軸に、舌戦をスタートした。前回も火花を散らした両候補。ここ4年間の市政の方向性に対する評価も有権者の判断基準となりそうだ。

 湯浅候補は午前10時から同市押畑の駐車場で出陣式。支援者らを前にマイクを握ると「ハコモノがめじろ押しで、多くの市民から無駄遣いの前に市民に還元を-という声が聞こえる」と指摘し、個人市民税10%減税の必要性を強調。「財源は徹底した行財政改革、透明性の高い仕分けで捻出可能」とし、市長給与カットや市職員の定数、給与圧縮にも取り組むと訴え。

 「24時間必要なときに必要な医療を受けられる整備もする。皆さんと力を合わせ、住みよさ子育て日本一の市に」と締めくくり、選挙カーで市内を回った。

 小泉候補は同市土屋の駐車場で午前10時から出陣式を開き、周辺首長や議員らを前に「就任し4年、花を咲かせる手前のつぼみまでくることができた。今後も目指すのは若い世代が希望を持って仕事し、安心して子育てができ、支援が必要な人にサービスが行き渡るまちだ」と第一声。「住んでよし、働いてよし、訪れてよし-に磨きをかける」と市政継続の必要性を力説。

成田市長選立候補者 =上から届け出順=
  湯浅伸一 61 無新
  小泉一成 51 無現(1)

 ※年齢は投票日の満年齢


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