2010年12月25日 15:53 | 無料公開
任期満了に伴う成田市長選はあす26日に投票が行われ、即日開票される。立候補しているのは新人で元県議の湯浅伸一氏(61)と、現職で2期目を目指す小泉一成氏(54)のいずれも無所属2候補。子育てや高齢者支援の具体策、成田空港を含めた地域の将来像をめぐる一騎打ちの舌戦は最終盤を迎えた。市民が選ぶのは、かじ取り役の「継続」か「刷新」か。26日午後11時には大勢判明の見通し。
前回の2007年1月に続く対決となった両候補。
湯浅候補は、この4年間の市政に対する検証や市民の声を踏まえた分析として「大型のハコモノ事業が目立つ一方で暮らしへの支援策が不十分。恵まれた税収を公平に還元する必要がある」と指摘し、個人市民税10%減税や徹底した行財政改革、医療・保育体制強化を主張。「住みよさ、子育て日本一の新生成田市」を旗印に、現市政に不満を抱く票の掘り起こしも狙う。
小泉候補は「クリーンな市政や成田空港発着枠30万回化地元合意、小児医療、防犯の先進的な取り組みも着実に進めた」と1期目の実績を強調。「住んでよし、働いてよし、訪れてよし|に全力で磨きを掛ける」と、総合的なまちづくり継続の必要性を訴える。高齢者の送迎交通網整備や窓口機能充実といった施策還元による市民サービス強化も掲げ、支持固めを図る。
投票は26日午前7時から午後8時まで39カ所で実施され、午後9時15分からフィットネスハウス・アリーナ(中台体育館)で開票。18日現在の有権者は10万3127人(男5万2041人、女5万1086人)。
成田市長選立候補者 | =上から届け出順= | ||
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湯浅伸一 | 61 | 無新 | |
小泉一成 | 51 | 無現(1) |
※年齢は投票日の満年齢