ちばの選挙

新人4人が激戦展開 八街市長選あす投開票

 任期満了に伴う八街市長選はあす28日投開票が行われる。いずれも無所属新人の4人が立候補。選挙戦最終盤を迎え、道路、上下水道の整備促進や財政基盤強化などを焦点に、各候補が懸命の訴えを繰り広げている。前回投票率は36・53%。

 4期16年務めた現職の長谷川健一市長(74)が今期限りで引退を表明したため、新人同士の争いとなり、八街の首長選では町時代を含め過去最多の4人が出馬した。立候補しているのは、自営業の川村卓哉氏(42)と、いずれも元市議で、会社役員の古場正春氏(70)、植木業の林政男氏(57)、農業の北村新司氏(62)の4人。

 川村候補は「10年で黒字化」と財政再建や教育改革を訴え。告示後から駅頭や大型店前などで演説を重ね、「市のため今後20年間は働く」と候補中最年少の若さをアピールしながら、知名度アップに懸命に動く。

 古場候補は「なれ合いや古いしがらみのない健全な市政運営」を掲げ、道路整備や財政基盤強化などを訴える。組織に頼らず自ら原動機付き自転車で市内を遊説。変革の必要性を説いて、票の掘り起こしを狙う。

 林候補は上下水道や道路などの整備の遅れを指摘し、「市政刷新」を強調。市議2人の応援を得て、市内各所を回り、「国・県とのパイプ強化」を柱とした具体的な課題解決策を示しながら、支持拡大を目指す。

 北村候補は「健全財政を堅持する」と行財政改革の推進を主張。長谷川市長や市議12人の応援を受け、市内全域の支援団体を重点的に回りながら、自転車で移動しての街頭活動もこなすなど、さらに浸透を図る。

 25日現在の期日前投票数は1131人。前回と比べ443人増えている。期日前投票は市役所第4庁舎できょう27日まで行われる。


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