ちばの選挙

恐喝未遂で執行猶予中、小梛元議長、出馬へ 「議会改革取り組む」

 恐喝未遂事件で有罪判決を受け執行猶予中の元市議会議長、小梛輝信氏(68)が4月の市議選(稲毛区選挙区)に出馬することが19日、分かった。小梛氏は取材に「事件で世間を騒がせたことは心からおわびする。やり残した議会改革に取り組みたい」と出馬する意思を明らかにした。

 小梛氏は同日、市内で自身の後援会幹部を集めた会合を開き、4月の統一選で行われる市議選で稲毛区選挙区(定数9)から無所属で立候補することが承認されたという。

 同氏は1995年、市議初当選。以後、連続4回当選。自民党市議団幹事長、議会運営委員長などを歴任し、2009年6月には第70代議長に就いた。

 同年9月、稲毛区内のビル建設をめぐりトラブル仲介に入った不動産会社社長に暴力団の名刺を見せ、金を脅し取ろうとしたとして県警が恐喝未遂容疑で逮捕した。

 小梛氏は議員辞職したものの、当初は容疑を否認。公判では一転、罪状を認め、千葉地裁は09年12月、懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡した。


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