ちばの選挙

現新の三つどもえ 防災や今後の村づくり争点 長生村長選告示

 任期満了に伴う長生村長選は12日告示され、元村議の小高陽一氏(59)=自民推薦=、現職で3期目を目指す石井俊雄氏(61)、経営コンサルタントの山崎裕司氏(59)=いずれも無所属=が立候補を届け出た。防災をはじめ今後の村づくりの在り方をめぐり三つどもえの選挙戦がスタートした。

 小高候補は、公民館施設併設の「避難タワー」を一松地区に建設するほか、高齢者の老老介護問題の解消、旧長生高等技術専門校跡地への「総合病院の誘致」などを掲げ第一声。さらに東京にアンテナショップを設け地場産業を売り込む一方で、村長給料の3割カットも約束した。

 石井候補は「災害に強い日本一の村づくり」や「脱原発」、情報公開を集まった支持者の前で強調。また、「健康村宣言」に加え、少子化問題に対し高校3年生までの医療費、第3子の保育料のともに無料化や、自治基本条例の制定、官民協働の村づくりの推進も訴えた。

 山崎候補は「防災が第一歩で、村政のすべての原点となる。津波がなければ人口がもっと増えていた」と出陣式で訴えた。築山公園の建設など「住み続けられるいい村を目指したい」とし、「自転車優先の道路建設」や国保税の削減、村長給与の「3割カット」を掲げた。

 投票は17日午前7時から午後8時まで村内3カ所で行われ、午後8時45分から村役場3階会議室で即日開票される。大勢判明は午後10時すぎの見通し。


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