2013年6月15日 15:33 | 無料公開
任期満了に伴う船橋市長選はあす16日告示され、23日の投開票日に向けた選挙戦の火ぶたが切られる。いずれも無所属・新人の前県議の西尾憲一氏(62)=維新推薦=、前副市長の松戸徹氏(58)=自民、公明、民主推薦=、元市議会議長の安藤信宏氏(56)、市民団体代表の野屋敷いとこ氏(62)、共産党県委員の斉藤和子氏(38)=共産推薦=、元市議の門田正則氏(66)の6人が出馬を予定している。
4期目の現職、藤代孝七市長(70)が任期満了での引退を表明しており、16年ぶりに新市長が誕生する同選挙。
西尾氏は「(藤代氏は)あまり仕事をしていない」と批判。刷新を訴え国際観光都市化へ湾岸部リゾート計画を打ち出す。市議会会派みんなの党も推薦する。
藤代氏から後継指名された松戸氏は「(現職と同様)地に足を着けた市政を」と継承を意識。連合千葉も推薦、市議会会派市民社会ネットは支援する。
安藤氏は「市内を5ブロックに分け、それぞれで市民参加型の予算編成を行う」と独自策を提案する。介護の現場での勤務経験もアピールする。
前回選挙で次点だった野屋敷氏は「4年前と変わらず、徹底した行財政改革を訴える」と強い決意。「旧態依然としたイメージからの脱却必要」と語る。
斉藤氏は「市民の意思で市政が動いていると実感できる船橋市にしたい」とし、福祉や子育ての充実、商店街振興、自然エネルギーへの転換などを訴える。
人口100万人都市を目指す門田氏は市内35駅前の再開発事業推進を主張。市職員の多さを指摘し、「役人天国の船橋を変える」と組織改革に取り組む姿勢。