2013年7月9日 12:02 | 無料公開
参院選は選挙戦5日目の8日、安倍晋三首相(自民党総裁)が公示後初めて県内入りし、千葉選挙区で党公認候補2人の当選を訴えた。一方、「自共対決」を掲げる共産党は志位和夫委員長が来葉、激しい政権批判を展開した。
安倍首相は8日午前、JR津田沼駅前で演説。「安定多数によって、政治の安定により私たちは誇りある日本をつくっていく」と述べ、参院選の目標を過半数の122から安定多数の129に引き上げる考えを示した。
安倍首相はこれまで「自民、公明両党で過半数」を目標に掲げ、改選で63議席以上を目指すとしてきた。国会で全常任委員長ポストを独占できる安定多数には70議席が必要となる。
志位委員長は、JR津田沼駅前で演説。東京都議選で議席を倍増させたことに触れ、「都議選からの躍進の流れを参院選で大きく花開かそう」と呼び掛けた。
参院選を「自共対決」と位置付け、「今の政治から四つの転換を」と強調。アベノミクスの3本の矢について、「国民の所得を増やす矢は1本もない。すべて毒矢だ」と批判した。