ちばの選挙

東金市長に志賀氏5選 多選批判はねのける

 任期満了に伴う東金市長選は20日投開票され、無所属で現職の志賀直温氏(65)=自民推薦=が、いずれも無所属で新人の知財管理業、結城武光氏(59)と元千葉市職員の鹿間陸郎氏(63)を破り、5選を果たした。

 志賀氏は4月にオープンした救急基幹病院・東千葉メディカルセンター(MC)について「3年間で計画通りフルオープンさせるのが私の使命」と力説。前回の市長選まで推薦を受けていた公明党が今回は自主投票となったことに加え、他候補から多選批判を受けたが、4期16年の経験や実績を強調しながら、具体的な市内活性化策を掲げ、支持基盤を守った。

 結城氏は日本のアニメ産業を世界に発信するため市内に拠点を整備する方針を公約に示して戦ったが、支持は広がらなかった。鹿間氏は市議会で志賀氏と対立していた市議の支援を受け、現職の多選批判を繰り返したが、あと一歩及ばなかった。

 投票率は47・4%で、前回(2010年)の51・5%を4・1ポイント下回った。当日有権者数は4万8157人(男2万3821人、女2万4336人)。

東金市長選開票結果 =選管確定=
11155 志賀直温 65 無現(5)自民推薦
  9916 鹿間陸郎 63 無新
  1385 結城武光 59 無新

 ◇志賀氏の略歴=市長、県市長会長、県後期高齢者医療広域連合長、山武郡市行政組合管理者、元市議3期。弘前大農学部卒。押堀。


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