2015年11月24日 16:57 | 無料公開
山倉大神と観福寺でそれぞれ行われる初卯(はつう)祭(さい)は、鮭を奉納することから別名「鮭祭り」と呼ばれています。もとは霜月初卯の日に行われていた祭礼で、昔は祭りが近づくと、近くを流れる栗山川に鮭が遡上してきたといわれています。
山倉大神では鮭を龍宮献進のものとし、奉納された鮭を、初卯祭(現在は12月第1日曜日)の前日に白川流包丁式の神事で小さく切り身にさばき、祭礼当日に限り護符として参拝者へ頒布します。護符は「災いをサケる」と珍重され、常備されている鮭の黒焼きの護符とともに、病災消除、とくに風邪薬として知られています。初卯祭では、鮭を献上する古式ゆかしい行列が組まれ、厳かに祭儀が執行され、夕刻には神輿渡御も行われます。
観福寺では、お堂にこもり断食修行を続けた弘法大師のもとに竜神が鮭を供え、それを大師が村人に分け与えると病が癒えたと伝えられており、今も毎年12月7日に初卯祭が行われています。
開催日 | 山倉大神/12月6日(日) 観福寺/12月7日(月) |
会 場 | 山倉大神/香取市山倉2347-1 観福寺/香取市山倉1934-1 |
交 通 |
山倉大神/JR成田線佐原駅からバス山倉行「山倉大神」下車 ※1日3本程度 観福寺/JR成田線佐原駅からバス多古行「観福寺」下車徒歩2分 ※1日5本程度 |
問合先 | TEL(0478)79-2706 山倉大神 TEL(0478)79-2802 観福寺 |