県バスケットボール協会は、2016年の法人化以来、JBA(日本バスケットボール協会)と連携し、プロリーグと地域協会が一体となった全国運営の推進に取り組んできました。かつて国内では未成熟だったアリーナ文化も、千葉ジェッツふなばし(B1)の拠点「ららアリーナ東京ベイ」の成功や、アルティーリ千葉(B1)が2030年完成を目指す2万人規模の多目的アリーナ整備などにより、大きく進展しています。こうした施設環境の進化はクラブの経営基盤を強固にするだけでなく、子どもたちがより身近にバスケットボールの魅力に触れる機会の劇的な拡大にもつながっています。
プロリーグの成長は、アマチュア界にも力強い好循環を生み出しています。当協会では競技普及という社会的使命のもと、両クラブ(千葉ジェッツふなばし/アルティーリ千葉)スタッフの協力を得ながら県内各地でキッズイベントを継続的に開催しています。特にU―6(未就学児)向けの取り組みでは、江戸川大学との包括連携協定や「キッズサポーター」資格の創設等により、未来の指導者・サポート人材の計画的な発掘と育成にも力を注いでいます。
さらに、Bリーグのアジア展開や日本代表の国際舞台(FIBAワールドカップ、オリンピック)での躍進により、バスケットボールは世界と強くつながる時代に入りました。当協会も国際的な視点を重視し、「千葉から世界へ」つながるキャリアや体験の場を創出する取り組みを進めています。
他方、日本のスポーツ環境は長年にわたり学校部活動に依存して発展してきましたが、その裏側でボランティアに頼る構造や人材・財源の不足といった課題も抱えてきました。当協会は、資金と人材が健全に循環し、地域にスポーツ文化が持続的に育つ仕組みの構築に取り組んでおり、その歩みは着実に進んでいます。
また、指導者に関する課題にも真正面から向き合っています。インテグリティの啓発やコンプライアンス研修の徹底に加え、第三者を含む通報窓口を整備し、暴力やハラスメントといった時代にそぐわない指導を決して許さない姿勢を明確にしています。「アスリートファースト」を原則に、選手が心身ともに安心して成長できる環境整備を最重要課題として位置づけています。
地域に根ざしたスポーツ文化を育むためには、単一競技にとどまらない「クロスオーバー連携」が不可欠です。今後はバスケットボールに特化せず、「身体活動・ボール遊びの楽しさ」を共通のキーワードとして、サッカー協会とのコラボレーションを皮切りに、ラグビー、バレーボール、野球など多様な競技との協働を積極的に広げていきます。
スポーツは地域に活気ある文化をもたらす力を持っています。多様なスポーツとの連携を通じて、5年後、10年後の千葉の未来に豊かな総合スポーツ文化が根づくよう、広い視野で取り組みを進めてまいります。
◇住所 船橋市西船四丁目18番地14号西船スカイマンション701号室
◇☎ 047-401-1581
◇事業概要 バスケットボールの普及・振興、競技力向上のための事業、指導者・審判員の育成と養成、各種競技会の開催
