弊社は、千葉県木更津市と神奈川県川崎市を結ぶ東京湾アクアラインの維持管理業務、そして海ほたるパーキングエリアの管理運営業務を行っております。東京湾の中央部を横断する約15キロの有料道路であるアクアラインは、1997年12月に開通いたしました。
開通以来、交通量は順調に伸び、現在では一日平均約5万5千台もの車両が行き交うようになりました。路線バスも一日720本が往来し、産業の活性化や観光需要の創出に留まらず、通勤・通学圏の拡大にも寄与しています。
一方で、渋滞は大きな課題となっています。下り線(川崎方面から木更津方面)では早朝、上り線(木更津方面から川崎方面)では午後に、特に顕著な渋滞が発生しています。この渋滞の解消策として、現在はピーク時の分散を目的としたETC時間帯別料金の社会実験が実施されており、その効果を注視しているところです。しかしながら、根本的な解決のためには、改築等の抜本的な対策検討を始める時期に来ていると強く感じております。
そのような状況下で、今後特に注目すべきは、圏央道(首都圏中央連絡自動車道路)の開通です。大栄JCT~松尾横芝間の道路が開通することで、成田空港と羽田空港、神奈川方面をスムーズに結ぶルートが形成されます。利便性向上や都心迂回ルートの増加が期待され、アクアラインの渋滞緩和はもちろんのこと、災害時の物流機能の確保にもつながるものと期待しております。
交通量が右肩上がりに増え続けている中で、弊社の業務の重要性はますます高まっていると日々実感しております。アクアラインは東京湾という過酷な環境下に位置しており、海中に設置された構造物や長大なトンネルは、常に高い水準の健全性を維持することが求められます。開通から長い年月が経っても、これまでの適切な維持管理により高い健全性を保っていますが、その資産価値を維持し、利用者の皆さまに安全性と快適性を提供し続けるためには、高度な技術力が不可欠です。弊社はこれまで培ってきた豊富な経験と専門知識を生かし、引き続き、維持管理に誇りと自信をもって取り組んでまいる所存です。
「土木のアポロ計画」とも称されたアクアラインも、来年で開通30年という大きな節目を迎えます。これを機に、経済効果を改めて多角的に分析し、地域の皆さまやご利用いただくお客さまに、東京湾をつなぐアクアラインが果たす役割の重要性を改めてお伝えしていきたいと考えております。
◇住所 東京都品川区大井1-20-6 住友大井町ビル北館5階
◇☎ 03-5718-7611
◇https://aqua-line.co.jp/
◇事業概要 東京湾アクアライン維持管理業務、海ほたるパーキングエリア管理業務
