賛否渦巻くなか、カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)整備推進法案が成立の見通しだ。同法案を巡って問題視されたのが依存症対策。ギャンブル依存症と闘う千葉県内の男性は「依存症患者や、苦しむ家族を増やさないで」と訴える。また、男性ら依存症患者を支える団体の関係者は「依存症対策の整備が絶対条件だ」と強調する。
「これ以上巻き込まれる人を増やしてほしくない」
競馬ギャンブル依存症と闘う佐倉市の男性(55)は、法案に潜む危険を感じ取っている。
初めて馬券を買ったのは高校を卒業した18歳の時、アルバイト先の先輩に誘われて。「それまで買い方も知らないし、まったく興味がなかった」
ゲーム感覚で、初めは小遣いの範囲で遊んでいたが、就職すると次第に賭ける金額が大きくなった。仕事が思うように進まないとますますのめり込んでいく。最初の結婚は、ギャンブルによる借金が800万円までに膨らみ、自宅も手放し、破綻した。
反省からその後、ギャンブルとは手を切...
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