日本音楽著作権協会(JASRAC)が2026年度上半期事業報告記者会見を開催
日本音楽著作権協会(JASRAC)が21日、2026年度上半期事業報告記者会見を開催し、2026年度上半期の著作物使用料徴収額が前年同期比2.8%増の756億円となり、上半期として過去最高を更新したことを発表した。分配額も同2.8%増の741億4000万円となり、過去最高を記録した。
【写真】「分かりやすい!!」と反響 Xでの「歌ってみた」「弾いてみた」動画に言及したJASRAC
音楽サブスクリプションサービスや動画配信などのインタラクティブ配信、コンサートなどの演奏分野が引き続き好調に推移したほか、カラオケの徴収額も増加した。
演奏等の徴収額は前年同期比4.4%増の156億9000万円。このうち、コンサートやライブなどの上演・演奏会等は同5.1%増の74億円、カラオケは同5.0%増の62億5000万円となった。
インタラクティブ配信の徴収額は前年同期比8.7%増の327億円。音楽サブスクリプションサービスや動画配信市場の拡大に加え、配信事業者との交渉を重ねてきた成果にも言及。ネット市場の成長をクリエイターへの還元につなげていく考えを示した。
一方、分配額は前年同期の721億3000万円から20億1000万円増加。上半期の分配対象となった作品数は321万曲に上った。
今後の見通しについて、中戸川直史理事長は、下半期も順調な伸びが期待できると説明。2026年度の年間徴収額については、1500億円台半ばを見込んでいることを明らかにした。
会見では、生成AIへの対応についても説明された。JASRACではクリエイターを対象に生成AIの利用状況や経済的影響に関するアンケート調査を実施。中戸川理事長は、クリエイターが生成AIをどのように利用しているのか、経済的にどのような影響を受けているのかを把握し、漠然とした脅威や不安を数字で示すことができないかという問題意識を説明した。調査結果は年明けに公表する予定という。
さらに、生成AIを利用して制作された楽曲を判別する技術の検証にも着手していることを明らかにした。楽曲制作においてどの生成AIを使用したのか、どの程度生成AIに依拠しているのかを判別する技術を想定しているという。
JASRACは、生成AIのみで制作された作品は管理しない方針を示しており、判別技術の検証で極端な結果が出た場合には、作家に確認することも考えられると説明。ただし、作品を届け出る作家を疑うことが目的ではなく、問題が生じた際に確認できる手段を持つことが重要との認識を示した。
また、著作権管理事業者のNexToneが市場シェアを1割超に伸ばしたことについて問われると、中戸川理事長は、健全な競争の結果として受け止める考えを示した。JASRACが非営利団体として著作権管理を行っていることに触れ、各団体がそれぞれの強みを生かし、管理する作品を増やしていくことは好ましいとの認識を示した。"
【写真】「分かりやすい!!」と反響 Xでの「歌ってみた」「弾いてみた」動画に言及したJASRAC
音楽サブスクリプションサービスや動画配信などのインタラクティブ配信、コンサートなどの演奏分野が引き続き好調に推移したほか、カラオケの徴収額も増加した。
演奏等の徴収額は前年同期比4.4%増の156億9000万円。このうち、コンサートやライブなどの上演・演奏会等は同5.1%増の74億円、カラオケは同5.0%増の62億5000万円となった。
インタラクティブ配信の徴収額は前年同期比8.7%増の327億円。音楽サブスクリプションサービスや動画配信市場の拡大に加え、配信事業者との交渉を重ねてきた成果にも言及。ネット市場の成長をクリエイターへの還元につなげていく考えを示した。
一方、分配額は前年同期の721億3000万円から20億1000万円増加。上半期の分配対象となった作品数は321万曲に上った。
今後の見通しについて、中戸川直史理事長は、下半期も順調な伸びが期待できると説明。2026年度の年間徴収額については、1500億円台半ばを見込んでいることを明らかにした。
会見では、生成AIへの対応についても説明された。JASRACではクリエイターを対象に生成AIの利用状況や経済的影響に関するアンケート調査を実施。中戸川理事長は、クリエイターが生成AIをどのように利用しているのか、経済的にどのような影響を受けているのかを把握し、漠然とした脅威や不安を数字で示すことができないかという問題意識を説明した。調査結果は年明けに公表する予定という。
さらに、生成AIを利用して制作された楽曲を判別する技術の検証にも着手していることを明らかにした。楽曲制作においてどの生成AIを使用したのか、どの程度生成AIに依拠しているのかを判別する技術を想定しているという。
JASRACは、生成AIのみで制作された作品は管理しない方針を示しており、判別技術の検証で極端な結果が出た場合には、作家に確認することも考えられると説明。ただし、作品を届け出る作家を疑うことが目的ではなく、問題が生じた際に確認できる手段を持つことが重要との認識を示した。
また、著作権管理事業者のNexToneが市場シェアを1割超に伸ばしたことについて問われると、中戸川理事長は、健全な競争の結果として受け止める考えを示した。JASRACが非営利団体として著作権管理を行っていることに触れ、各団体がそれぞれの強みを生かし、管理する作品を増やしていくことは好ましいとの認識を示した。"
