忘年会離れ定着?開催予定は4割 千葉県、全国2番目の低さ 東京商工リサーチ調査

千葉県内の繁華街(写真はイメージ)
千葉県内の繁華街(写真はイメージ)

 1日から師走。新型コロナによる行動制限がない年末年始を4年ぶりに迎える。忘年会・新年会で盛り上がるかと思いきや、開催する企業は約41・5%だったことが、民間の信用調査会社のアンケートで分かった。埼玉県に次いで全国で2番目の低さだった。コロナ5類移行前の昨季から1・9ポイントの微増にとどまり、担当者は「コロナ禍を経て、企業の忘・新年会離れが定着してきた」と分析している。

 東京商工リサーチが10月にネットによるアンケート調査を行い、千葉支店が県内106社の回答をまとめた。

 同支店によると、この年末年始に忘年会や新年会を開催すると回答したの約41%の44社。うち10社はコロナ禍前には実施していなかった。同支店は今季開く理由を「コロナでリモート勤務が定着し、この機会に社員同士のコミュニケーションを取ろうとしているのだろう」と推測するが、全体では少数派だ。

 一方で開催しないと回答したのは62社。うち34社はコロナ禍前には開催していた。複数回答で尋ねた開かない理由は「開催ニーズが高くないため」が最多。「参加に抵抗感を示す従業員が増えたため」「忘・新年会が労働時間としてカウントされる恐れがあるため」などの回答もあった。


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