元気をつなぐ“血管” 生き残りへ社員若返り いすみ鉄道 古竹孝一社長(51) 【鉄道150年 ちばローカル線の未来(あす)】(2)

インタビューに答えるいすみ鉄道の古竹社長=大多喜町
インタビューに答えるいすみ鉄道の古竹社長=大多喜町
沿線にのどかな里山風景が広がるいすみ鉄道=大多喜町
沿線にのどかな里山風景が広がるいすみ鉄道=大多喜町

 沿線にのどかな里山風景が広がるいすみ鉄道。慢性的な赤字に加え、重なる設備更新やコロナ禍に苦しみながら第三セクター方式で運行を続ける。一般公募で選ばれ2018年11月に就任した古竹孝一社長(51)は「つなぐ」「つながる」をキーワードに「鉄道は地域の血管」と話す。

 -いすみ鉄道を取り巻く現状は。

 「JRから三セクになって大きな設備投資をしてこなかった。車両や無線基地局、線路など必要な更新が一気にきている。全国の三セク鉄道40社の中で知名度は上位かもしれないが、売り上げは下か ・・・

【残り 2820文字】



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