「逆開発」で自然回帰 レトロな雰囲気魅力に 小湊鉄道 石川晋平社長(50) 【鉄道150年 ちばローカル線の未来(あす)】(3)

インタビューに答える石川社長=市原市の小湊鉄道本社
インタビューに答える石川社長=市原市の小湊鉄道本社
菜の花が咲き誇る里山を走る小湊鉄道のトロッコ列車=3月、市原市
菜の花が咲き誇る里山を走る小湊鉄道のトロッコ列車=3月、市原市

 市原市を縦断する小湊線。オーナー一族で、36歳で就任した石川晋平社長(50)は「創業100年の里おこしベンチャー企業」を掲げて里山の“逆開発”活動に取り組み、レトロな雰囲気が魅力の鉄道をアピールする。情報発信にも意欲的で「地域に愛される足として使われ続けたい」と前を見据える。

 -日本の鉄道開業150周年に何を思う。

 大きな変革期。小湊の輸送密度(1キロメートル当たりの1日平均利用者)は、市北部から中央部を走る五井-上総牛久間 ・・・

【残り 2897文字】



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