戻りつつある日常 インフル異例の流行 新型コロナ5類移行 【2023年ちば回顧】(3)

コロナ5類移行から1カ月が経過した教室。マスクを着けた生徒も着けていない生徒も見られた=6月7日、千葉市緑区の県立土気高校
コロナ5類移行から1カ月が経過した教室。マスクを着けた生徒も着けていない生徒も見られた=6月7日、千葉市緑区の県立土気高校

 熊谷俊人知事は年内最後の定例記者会見の21日、2023年を表す漢字を聞かれ、節目となる出来事が多かったとして「節」を挙げた。猛威をふるった新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に移行したのも大きな節目の一つ。県内でも社会・経済活動が活性化し、かつての日常を感じられるようになってきた。一方、インフルエンザなどコロナ以外の感染症の大流行もあり、引き続き感染対策には気が抜けない。

 県は新型コロナが5類に移行した5月8日をもって、毎日行ってきた新規感染者の発表を終了。以降は県指定の医療機関約200カ所での「定点把握」に切り替え、 ・・・

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