山口県知事に山本氏当選 上関原発の凍結表明 

山口県知事選で初当選し、花束を掲げる山本繁太郎氏=29日夜、山口市

 任期満了に伴う山口県知事選は29日投票、即日開票の結果、無所属新人の元国土交通審議官山本繁太郎氏(63)=自民、公明推薦=が、NPO法人所長飯田哲也氏(53)ら無所属3新人を破り初当選した。

 中国電力が進める上関原発建設計画(同県上関町)への対応などが主な争点だった。原発計画の白紙撤回を唱えた飯田氏も善戦。山本氏は当選が決まった同日夜、山口市で記者団に「県民の安全安心を第一に考えて対処する」と述べ、凍結方針をあらためて示した。政府の新たなエネルギー政策の行方を見守る姿勢で、計画再開にも含みを残した。


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