2012年8月12日 11:37 | 無料公開
輿石東民主党幹事長=6月撮影
民主党の輿石東幹事長は12日のNHK番組で、9月8日に会期末を迎える今国会中の衆院解散について、赤字国債発行に不可欠な公債発行特例法案などの課題が残されており困難だとの認識を示した。自民党の石原伸晃幹事長は同じ番組で、今国会中の解散を重ねて求めた。
輿石氏は「公債法案や衆院の『1票の格差』是正、議員定数削減を仕上げないといけない。今国会で解散できる状況にはない」と強調。「公債法案が成立しないと予算執行できなくなる。政局のカードにすることを国民は望んでいない」と指摘し、自民党をけん制した。
石原氏は「一日も早い解散が日本のためにベストだ」と反論した。