新型コロナウイルスのオミクロン株の病原性は、昨年夏ごろに流行した病原性が高いデルタ株に比べて低下していることを示す動物実験の結果を、東京大などのチームが1日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。海外のデータも解析し、広がる力はデルタ株の約2〜5倍としている。
デルタ株には感染した細胞が周りの細胞と融合しやすい性質があるが、オミクロン株の実験ではそうした特徴は見られなかった。チームは、気管支など空気の通り道にウイルスがとどまり肺の内部に広がらないことが、病原性の低下や流行拡大に関係したとみている。