政府は5日、日本の安全保障環境の改善に生かすため、法の支配といった価値観を共有する「同志国」の軍に資機材などを提供し、能力向上を支援する無償資金協力の新たな制度を決定した。昨年改定した国家安全保障戦略に基づく措置。フィリピンやマレーシアなどを対象国として想定している。複数の政府関係者が明らかにした。
関係者によると、国家安全保障会議(NSC)の9大臣会合を持ち回りで開き、決定した。
新制度の名称は「政府安全保障能力強化支援(OSA)」。開発途上国を対象とするが、非軍事分野に限定してきた政府開発援助(ODA)とは別枠で新設した。通信衛星システムやレーダーなどの供与を想定している。
