映画興収、22年上回る見通し 新型コロナの影響脱する

「名探偵コナン 黒鉄の魚影」の上映館に入る観客=4月、東京都新宿区

 邦画と洋画を合わせた今年の国内興行収入(興収)の総額が昨年を上回り、2250億〜2300億円になる見通しであることが13日、分かった。映画配給会社東宝が、東京都内で開いた記者会見で明らかにした。

 新型コロナウイルス禍の影響で、興収は2020年が1432億円、21年は1618億円と落ち込んだが、昨年は2131億円まで回復していた。市川南専務は会見で「新型コロナの影響を完全に脱した1年だった」と手応えを述べた。

 今年の上半期は「THE FIRST SLAM DUNK」「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」「名探偵コナン 黒鉄の魚影」など、アニメ作品が集客に貢献した。


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