石破茂首相は10日の参院予算委員会で、エネルギー政策に関し「脱炭素化と電力の安定供給を実現するため、原発のリプレース(建て替え)を含め、脱炭素電源への投資を促進していく」と述べた。液化天然ガス(LNG)の活用も「さらに考えたい」と強調した。国民民主党の浜野喜史氏が、原発の新増設や建て替えに対する政府の支援を求めた。
高額療養費制度の自己負担上限額引き上げの8月実施見送り表明を踏まえ、2025年度予算案を再修正する可能性を問われ、首相は「方針は決まっていない」と述べるにとどめた。
自民、公明両党と、日本維新の会の3党で合意した社会保険料改革のための協議体に関し「開催頻度や十分な時間の確保についてよくよく配慮する」と述べた。自民党からは「エキスパートが参加する」と説明した。維新の片山大介氏が協議体を早期に設置し、議論を始めるよう求めた。
首相は、3党で合意した高校授業料無償化に関し、中学校を卒業後、大半の生徒らが高校に進学している現状を踏まえ「格差是正というより、所得向上や子育て支援策の色彩が強い」との認識を示した。
