2023年8月4日 05:00 | 有料記事
独自開発したプラネタリウム投影機と大平さん=県立現代産業科学館
「千葉の星めぐり」から。市原市の工場群
内覧会で、大平さんのプラネタリウム開発の歴史を教わる生徒ら
千葉県立現代産業科学館(市川市鬼高)はきょう4日から、千葉県誕生150周年を記念したプラネタリウム上映会「千葉の星めぐり-150年の歩みとこれから-MEGASTAR-FUSION」を開始する。直径23メートルのスクリーンに星空と県内の自然や工場夜景などが最新の投影技術で映し出され、その場にいるかのように「千葉の魅力」を体験できる。23日まで。
県の依頼を受け、著名なプラネタリウム・クリエーター、大平貴之さん(53)率いる大平技研が制作した。大平さんは2006年から同館で毎年夏、独自開発した超高解像度投影システムを駆使した星と宇宙の世界を描く上映会を開催。コロナ禍で中止が続いたが昨夏復活した。
約30分の新作は、宇宙から地球に、さらに同館へと視点を移しながら夜空に輝く星座の紹介から始まる。木更津港の中の島大橋やレトロな車体が人気の小湊鉄道、神秘的な空間が広がる養老渓谷、市原市の工場夜景などが次々登場。明治維新直前の県内の姿を振り返り、未来を展望す ・・・
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