2023年9月6日 05:00 | 無料公開
ロケ地として人気の元名採石場跡地を見学する参加者(鋸南町提供)
鋸南町とJAF千葉支部は、映画やドラマなどのロケ地として人気の元名採石場跡地(同町)で1日限りの見学イベントを開いた。26組51人が参加し、撮影秘話を聞いたり、ロケ弁を食べたりしながら「立ち入り禁止エリア」でのひとときを満喫した。
町などによると、この場所では1971年に採石事業開始の登録がされ、その後32年間にわたり岩石採取が続けられてきた。
採石事業が終わった後、2018年に町が跡地を購入してから、昨年までにドラマ「ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と」や映画「新解釈・三國志」など約130件もの撮影が行われている。
普段は一般向けに開放していないが、作品のファンの人々を中心に見学を希望する声が集まり、同支部との共催で初のツアーを開催。現地では町職員による撮影作品の紹介や、絶好のロケーションを生かした愛車撮影会が行われたほか、実際にロケに協力している町内の店「カフェもじく」のロケ弁も振る舞われ、好評を博した。
町によると、イベントには募集定員を大きく上回る156人が応募。町職員は「今回参加できなかった人も大勢いるので、次回の見学イベントの企画や新たな活用方法などを検討し、さらに魅力のある場所にしていきたい」と話した。