紅葉シーズン前の11月2日再開 台風13号で被災の旅館「滝見苑」 名所・養老渓谷、復興へまた一歩

【始動】11月2日に営業を再開する滝見苑
【始動】11月2日に営業を再開する滝見苑
【復旧】営業再開に向けた掃除のため椅子を外に出す従業員
【復旧】営業再開に向けた掃除のため椅子を外に出す従業員
【崩落】建物裏手の土砂が崩れた滝見苑=9月9日、大多喜町粟又
【崩落】建物裏手の土砂が崩れた滝見苑=9月9日、大多喜町粟又

 台風13号の記録的な大雨で被災し休業していた養老渓谷の温泉旅館「滝見苑」(大多喜町粟又)が11月2日、営業を再開する。渓谷にある温泉旅館9軒のうち7軒が被害を受けてから間もなく2カ月。11月下旬からの紅葉シーズンを前に、渓谷の復興がまた一歩前に進む。

 10月30日、滝見苑の外に椅子やテーブルが出されていた。宿泊客を迎える仕上げの館内クリーニングをするためだ。「ここまで長かったように感じる。まずは再開できることがうれしい」。富澤真実社長(52)は表情を緩めた。

 台風13号による大雨で養老渓谷を流れる養老川が氾濫。被災した旅館のほとんど ・・・

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