ディズニーシーで「二十歳の集い」 ミッキーやミニーら客席に!交流4年ぶり復活 浦安市成人式、出席率過去最高

「新20歳」を祝う式典で、会場を盛り上げるミッキー、ミニーと実行委員たち=8日、浦安市の東京ディズニーシー
「新20歳」を祝う式典で、会場を盛り上げるミッキー、ミニーと実行委員たち=8日、浦安市の東京ディズニーシー
客席に下りたミニー(中央)を歓迎する「新20歳」の若者たち=8日、浦安市の東京ディズニーシー
客席に下りたミニー(中央)を歓迎する「新20歳」の若者たち=8日、浦安市の東京ディズニーシー
東京ディズニーシーでポーズを取る「新20歳」の若者たち
東京ディズニーシーでポーズを取る「新20歳」の若者たち

 「成人の日」の8日、浦安市の東京ディズニーシー(TDS)で、同市主催の「成人式 二十歳の集い」が開かれた。東京ディズニーリゾート(TDR)での「成人式」は今年で23回目を迎え、1715人が出席。新型コロナ禍での規制がなくなり、式典会場でミッキーマウスらが客席に下りての交流が4年ぶりに復活した。若者たちは「夢の国」でにぎやかに人生の節目を祝った。

 同市の“新20歳”は昨年よりも1人少ない2050人。成人年齢が18歳に引き下げられた後も20歳を対象にしていて、出席率は83・7%と過去最高になった。

 今回の式典は「雲外蒼天~今青春を、未来につなぐ~」をテーマに劇場で開催。コロナ禍を受け2021~23年はミッキーらが客席に下りず、舞台上でハグのしぐさをする“エアハグ”など「おとなしめ」の演出だったが、コロナ5類移行で規制が解けた今回は、リフトに乗ったミッキーとミニーマウスが舞台の下からせり上がる形で華やかに登場。一気に盛り上がった。

 ミッキーやミニー、ドナルドダックらが客席に下りてハイタッチや、目の前でのダンスをしたり、手を振ったりすると、会場はさらにヒートアップ。興奮冷めやらぬ中で幕を下ろした。

 4年ぶりにミッキーらが客席に下りる演出は、式典実行委員会の副委員長で大学2年の小杉咲果さん(20)が、TDRを運営するオリエンタルランド(OLC)に提案して実現した。「小学生ごろからミッキーが客席に下りる映像を見て、うらやましいと思っていた」と小杉さん。「客席のみんなも笑顔になり、それを見て実行委員の私たちも笑顔になれた。(コロナ禍で失われた)青春を取り戻せたような気がする」とにっこりした。

 実行委員長の大学2年、堀田麗名さん(20)は「自分の可能性を広げ、1人の大人として立派になっていければ」と抱負を述べた。式典で内田悦嗣市長は「人生で困難に立ち向かうこともあるかと思うが、恐れることなく夢や目標に向かって挑戦を続けて」と呼びかけた。


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