2014年2月9日 15:38 | 無料公開
過疎化が進む長南町を芸術文化で盛り上げ町おこしにつなげよう-と、町在住の作家が中心となった「長南町のアーティスト展」が、同町長南の旧郵便局を会場に8日から始まった。16日までの期間中には、アート体験ワークショップも開かれる。
町民と行政による協働交流サロンの一環として催されるもので、これまでは「染め物、織物展」や「子ども祭り絵画展」「水彩画展」の他、世界の絵本を集めた展示や読み聞かせ、自然を求めての散歩、子どもたちが刃物で竹を切り秘密基地を作ったりする遊びなど、幅広い活動を展開。
11回目となる今回は、同町出身の熊切智佳子さん(ポーセラーツ)、斉藤知子さん(染め織り)、藤平将徳さん(油画、アクリル画)、渡邉美由起さん(フラワーアレンジ)のプロ作家が多彩な作品を展示。
さらに町在住の池田紀枝さん、大谷友彬さん、鈴木重孝さん、長谷川朋之さん、比留間賢さんが家具、陶芸、写真で彩りを添えている。また地道に創作活動している一般町民や小中生らも出品している。9、11、15日にはワークショップも予定されている。
使われていなかった会場の旧郵便局は所有者の好意で貸し出され、交流サロンのメンバーらが内外装を改修。ギャラリー「プロジェクト長南」として生まれ変わった。
関係者は「町の人たちらに町内で活動しているアーティストを知ってもらい作品を通して刺激を受けてもらう一方で、みんなのネットワークで町おこしにつなげたい」と意欲をみせる。
開館は午前10時~午後4時。会場は圏央道の茂原長南ICに接続する千田交差点から近距離。問い合わせは、電話080(9675)4061。