曲折経て限定的値下げ維持 北総線運賃問題、新たな局面 【回顧2014年 取材メモから】

来年度からの耐震化事業に対し国、県、沿線市からの資金支援が決まった北総線
来年度からの耐震化事業に対し国、県、沿線市からの資金支援が決まった北総線

 3年半余り前の支局赴任時から懸案だった北総線運賃問題が今年、新たな局面を迎えた。高額運賃の値下げ原資として、県と沿線6市(市川、松戸、鎌ケ谷、船橋、白井、印西)が鉄道会社へ支出している補助金の合意終了(来年3月末)を控え、平均4・6%値下げされている運賃はどうなるのか。行方が注目された中、北総鉄道は今年4月、補助金終了による減収を見据え値下げ幅を縮小し、運賃を実質引き上げる方針を示した。一方、通学 ・・・

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