習志野市の市瀬健治市議（７４）＝３期＝が別の市の元女性市議にひわいなメールを送ったとして、所属していた千葉維新の会は１２日、除名処分にしたと明らかにした。処分は５日付。

　市瀬市議は千葉日報社の取材に「暑くてむらむらしていたので思わず送ってしまった。魔が差した」と弁明。処分については「重く真摯（しんし）に受け止めている」と述べた。

　一方で、議員辞職については「せっかく４年の任期をもらったので、反省して任期を全うしていく」とし議員を続けると述べた。

　千葉維新の会などによると、市瀬市議は８月下旬に女性とメールのやり取りをする中で、突然ひわいな内容を送信。数日後に謝罪のメールを送ったという。女性から同会に相談があったため、聞き取りしたところひわいなメールを送ったと認めた。

　同会は８月３１日付で辞職勧告も行った。会のホームページにも処分内容を掲載し、「政治倫理に反する行為及び党の名誉を傷つける行為に該当すると判断した」と指摘した。

　市瀬市議は２０１１年にみんなの党公認で初当選。１９年市議選から日本維新の会の公認を受け、４月の選挙で３期目の当選を果たした。