2023年11月14日 15:13 | 無料公開
死亡した男児が乗っていた乗用車。奥は男性が運転していた軽乗用車=14日、東金署
14日午前8時40分ごろ、大網白里市仏島の十字路交差点で軽乗用車と乗用車が出合い頭に衝突し、乗用車に乗っていた男児(2)=同市=が頭などを強く打ち、約2時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。運転していた20代の母親は軽傷を負い、同乗していた男児の姉(4)にけがはなかった。軽乗用車を運転していた同市の男性(46)も軽傷を負った。
東金署によると、現場は信号機のない十字路交差点。衝突時に乗用車が横転し、男児は車体の下敷きになったという。目撃者の男性が110番通報した。
軽乗用車側に一時停止の規定があり、同署は自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑を視野に入れて捜査している。
現場はJR大網駅から南東に約1キロの住宅街。近くに住む女性(77)は「近所の人が重機で車を持ち上げて子どもを助けようとしたようだが、無理だったようだ。交差点は事故が多いが、こんなに大きな事故は初めて」と話した。
別の女性は「ドタンと倒れるような音がして、家の中でも聞こえた。見に行くと車が横転していた」と説明し、近隣に住む男性は「現場の道路は見通しが悪くて危ない。スピードを出す車も多い」と指摘した。