2013年9月2日 10:33 | 無料公開
山武市の船舶部品販売会社の敷地内で8月、漁網に絡まった状態で見つかった遺体について、県警外事課と山武署は1日、北朝鮮に拉致された疑いがある「特定失踪者」として扱われていた新潟市中央区、自営業、小山修司さん=失踪時(43)=と判明したと発表した。県警は新潟県警などとともに、事件と事故の両面で小山さんが漁網に巻き込まれた経緯などを慎重に調べる。
同課によると、遺体は白骨化していたが、歯型が小山さんと一致。家族も衣服などで確認した。衣服は失踪時と同じだったという。
新潟漁業協同組合などによると、小山さんは2004年6月6日未明、1人で新潟西港からカレイやヒラメを取るため出漁したまま行方が分からなくなっていた。
北朝鮮の拉致について調べている民間の「特定失踪者問題調査会」は05年12月、小山さんを特定失踪者として公表していた。