中部空港の滑走路2本化 愛知知事、現誘導路を改修

中部空港=愛知県常滑市

 愛知県の大村秀章知事は13日の記者会見で、中部空港(同県常滑市)の現滑走路(3500m)を大規模補修するため、2本目の滑走路建設を進めると明らかにした。新滑走路は現在の誘導路を改修して5年程度で完成させる。現滑走路の補修を終えた後は発着能力を現行の1・2倍にする。

 現滑走路は2005年の開港から16年を過ぎて老朽化が進み、大規模補修の必要に迫られていた。新滑走路は3290mで、現滑走路の210m東にある誘導路を改修する。完成後に現滑走路を補修し、終了後は新滑走路を離陸用、現滑走路を着陸用に分けて運用する。

 新滑走路の建設費用は140億円を見込む。


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