2010年1月19日 10:58 | 無料公開
任期満了に伴い17日投開票された長南町長選で、現職の藤見昌弘氏(73)が547票差で元JA長生職員の鈴木喜市氏(52)=いずれも無所属=を破った。藤見氏は一夜明けた18日、「批判票がここまで多いとは予想以上だった。しっかりと受け止め素直な気持ちで行財政改革を進めたい」と所信を述べた。
藤見氏は「鈴木氏が獲得した2245票のうち大半は私への批判票だと思う」と分析する。大多数の町議や各種団体の支持を受け、出陣式には鈴木陣営の約10倍の支援者を集めた藤見氏。支持組織がない鈴木氏に約550票差まで肉薄されることは想定外だった。
藤見氏は「仕事は公平にやっているつもりだが、普段の自分の言葉や態度が批判を受けた原因だと思う」と批判票を分析した上で「自分のカラーを失わず、初心に返って町政に取り組みたい」と抱負を述べた。