ちばの選挙

現新4氏が立候補 高齢化対策など争点 浦安市長選告示

 任期満了に伴う浦安市長選が17日告示され、4選を目指す現職の松崎秀樹氏(60)と新人で元会社員の赤尾嘉彦氏(56)、新人で弁護士の坪井祐一氏(31)、新人で元市議の折本ひとみ氏(52)=民主推薦=の4人が立候補を届け出た。いずれも無所属。今後急速に進む高齢化対策や子育て支援、行財政改革に加え、3期12年間の松崎市政への評価も争点になりそうだ。投票は24日で即日開票される。16日現在の有権者数は12万7604人(男6万3738人、女6万3866人)。

 松崎候補は午前10時から北栄4の選挙事務所で出陣式。詰めかけた支援者を前に、松崎候補は「日本一住みやすく豊かな浦安をもっと発展させるのが使命」と強調した上で、「あすの希望につながる四十数項目の政策を打ち出した。政策こそ命。12年間の実績を信任し、今後の4年間の負託をいただけるかの戦い。最後まで力添えを」と訴えた。この後、選挙カーに乗り込み市内全域を遊説した。

 赤尾候補は午前11時半すぎ、JR舞浜駅北口で第一声。「浦安市を世界最新の都市に変える。ベイエリアを国交省と協力して世界のリゾート地域にしたい」などと述べた。

 また、「浦安市では入札など年間100億円の無駄遣いがある。それを近代化のために使う」と主張。入札への技術力評価方式導入のほか、区画整理事業の中止による浦安駅のバスターミナル地下化などを訴えた。

 午前中は支援者らとのポスター張りに費やしたという坪井候補は午後2時、JR新浦安駅前で第一声。「しがらみのない政治、未来に責任を持つ政治を行いたい。財政の豊かな今こそ、少子高齢化に備え政治主導で戦略的に市を成長させるべき」と主張した。

 その上で「私には信念と揺るがない政策があるが組織がない。良識ある無党派層の支援が力であり支えになる」と支持を求めた。

 折本候補は支持者と自転車隊を組み市内を遊説した後、JR新浦安駅前で街頭演説を行った。「一生懸命に働く人が報われる社会を浦安で実現したい」と力説。「新しい浦安を築こう」と訴え、「さあ、いっしょに」とシュプレヒコールを挙げた。

 推薦した民主党の長浜博行参院議員や村越祐民衆院議員らも駆けつけ、「折本候補は覚悟と信念の人」などと支援を呼び掛けた。

浦安市長選立候補者(上から届け出順)※年齢は投票日の満年齢
  松崎秀樹 60 無現(3)
  赤尾嘉彦 56 無新
  坪井祐一 31 無新
  折本ひとみ 52 無新・民主推薦

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