能力開発セミナーでは、ものづくりに関する技能、技術に関する講習を行う
多くの中小企業が人材育成に関しての課題を抱えている。現場は常に稼働しているため、自社で研修を実施する時間を捻出することが難しい企業も少なくない。
そうした課題を解消するため、ポリテクセンター千葉では、企業の人材育成を支援する「能力開発セミナー」と「生産性向上支援訓練」という職業訓練を実施している。
ものづくり分野に携わる企業の従業員が主な対象者となっている「能力開発セミナー」は、機械加工をはじめ、建築設計や施工などについて、実際に現場で使用する機器を用いた実践的な講習が行われる。
従業員の現場力強化や技能継承を促進し、スキルアップの場としても活用されている。「生産性向上支援訓練」は、「DX人材の育成」にも重点を置いている。生産管理や組織マネジメント、データ活用といったIT業務改革、DX対応など、企業ニーズに応じた生産性向上に必要な講習内容になっている。
いずれのコースも、主に1~3日間のセミナーで、受講者は1クラス5~10人程度の少人数制。受講者からは、「講師とのコミュニケーションが取りやすく、質問がしやすい」という声が多く聞かれ、受講後は社内の業務改善に生かされている。従業員一人一人の能力向上を通じて、企業価値の向上、新分野への展開、事業拡張の促進に役立っている。
また、離職者・求職者向けに、再就職を目指す6か月のコースも人気だ。技術や知識を基礎から実践レベルに達するまで指導し、即戦力として活躍できることから就職率は高い。
◆コース例 能力開発セミナー:「3次元CAD関連コース」、「電気設備の保守点検関連コース」、「IoTシステム関連コース」、「建築設計CAD・BIM」など(受講料7,500~20,000円)。
生産性向上支援訓練:「ものづくりの仕事のしくみと生産性向上」、「生成AIの活用」、「職場のリーダーに求められる統率力の向上」、「表計算ソフトを活用した業務改善」など(受講料:2,200~3,300円)。
●申し込み 同センターのホームページからダウンロードした「受講申込書」か、冊子「能力開発セミナーコース案内」の受講申込書に必要事項を記入し、ファックスや郵送、メールもしくは持参にて申し込み。セミナー開始日の14日前まで受け付け。
