岩井武己代表取締役
1980年に鎌ケ谷市で創業した岩井製作所は、主に歯科用機械の部品の製造を手掛け、国内歯科機器メーカーをはじめとした医療機器分野に販売している。高精度水準が求められる極小部品の生産を主力とし、加工技術に関わる研究開発から製品の課題解決まで、幅広く実績を重ねてきた。
同センターの受講生として講習に通った経験を持つ岩井武己社長は、以前からセミナー内容に有用性を感じていたという。社内でセミナーの紹介をしたところ、興味を持った社員から参加を希望する声が上がった。
「セミナーの活用は、社員の意識改革のきっかけとなった。チャレンジしていく精神がないと良いものができない。これからも技術を追求してほしい」と変化に満足し、社内の人材力強化のきっかけ作りとしても評価した。今後も社員の自発的なセミナー参加を推奨し、個人の特性に合わせたセミナー選択でスキルアップを目指していく方針だ。
働きやすい環境づくりと業務効率の向上を目指す
同社では、社長のほかにも同センターで訓練経験を持つ修了生が社員として活躍している。岩井社長は「同センターで専門知識やスキルを身につけた人材には注目している」と話し、即戦力となる人材を高く評価している。同センターでの継続的な学びの機会は、社員の自律的な成長を促し、変化する現代社会に対応する組織作りへの有効な手段となっている。
鎌ケ谷市にある岩井製作所
製造部所属で講習に参加した渡辺和樹さんは、会社の課題解決を目指す上で5Sを重要視しており、「5Sによるムダ取り・改善の進め方」のセミナーに参加。「5Sは単なる清掃ではないと腹落ちし、やらされ感が払拭された。外部の専門家から話してもらうことで、同僚にも本質が伝わった」と学んだことを振り返る。
同じく製造部所属の佐藤謙太さんは、複雑な形状の加工や動きの確認に3Dの必要性を感じ「3次元CADを活用したソリッドモデリング技術(モデリング編)」を受講。「モニターが用意され、丁寧な指導で非常に分かりやすく、3D図面の作成が可能になった」と目を輝かせた。
岩井社長は「セミナーで習得した技術や知識を継続して会社全体に発信してくれている。前向きな気持ちの変化も見られ、成果を実感している」とベテラン社員の技術力・意識向上を喜んだ。
佐藤謙太さん(左)と渡辺和樹さん
