メインコンテンツに移動

表現の幅広げ「最高位」 心と体の調和大切に 新国立劇場バレエ団 木村優里さん(27)=市原市出身 【千葉県誕生150年 ミライのちば人】

2023/1/3 5:00 (2025/6/2 13:58更新)
有料記事
 日本を代表する新国立劇場バレエ団で、女性として9年ぶりにプリンシパル(最高位)へ昇格した。「来シーズンからよろしくお願いします」。英国で活躍した世界的ダンサーの吉田都監督から呼び出され、「実感が湧かなかった」という夢のような知らせ。いまだ海外経験者の多いバレエ界で、市原市出身の生え抜きスターがトップに上りつめた瞬間だった。

 バレエを始めたのは3歳。食が細いことを心配した母が「何か運動すれば食べるのでは」と考え、近所にあった「泉バレエ塾」(同市青葉台)の門をたたいた。初舞台は「人魚姫」のカニ役で先生の母手作りの衣装を身にまとい、横歩きで全身にライトを浴びた。「役になりきるのがただ楽しかった。バレエがずっと好きで、気付けばすごく長い間やっていた」と振り返る。

 中学卒業後は新国立劇場バレエ研修所に進んだ。日本唯一の国立養成機関で、同期はわずか6人。極限まで自身の...

この記事は 有料記事です

残り665文字(全文1049文字)