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募金が遺児の未来つくる 千葉県内の当事者学生「奨学金なければ大学厳しい」 協力求め、あしなが街頭活動開始 資金不足23人支援受けられず

 親を亡くした生徒らを支援する「あしなが奨学金」の資金を当事者の学生らが募る春の街頭募金が18日から千葉県内でも始まった。同奨学金は主に寄付が原資で、支援を求める学生の数に対して資金不足の状況が続いている。県内では、同高校奨学金(高校生と高専生が対象)の本年度の申請者数64人のうち、23人が支援を受けられなかった。あしなが奨学生で街頭募金にも参加する東京情報大学(千葉市若葉区)の4年生、竹内平頼さん(21)=同市花見川区=は「あしなが奨学金があるから大学生活を続けられている」と支援の重要性を感じている。

(井田心平)

 竹内さんは5歳の時に母親を乳がんで亡くした。父親は映画制作に携わっていたことで出張が多く、ひとり親での子育ては難しかった。竹内さんは小学1年生のころ、父方の祖父母が暮らす新潟県に父と引っ越した。父は転居に伴って映画制作の仕事を辞め、慣れない職に就いて懸命に働いていたという。

 小中学校時代、父に欲しいものをねだることもあったが、次第にしなくなった...

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