アニメ化もした人気小説「薬屋のひとりごと」とコラボした企画展「生薬~自然からの恵み~」が、県立中央博物館(千葉市中央区)で開催されている。小説は後宮を舞台に、毒味役の少女、猫猫(マオマオ)が活躍する作品。同展は「冬虫夏草」など、猫猫も大興奮の貴重な生薬の標本が数多く並ぶ。6月15日まで。
動植物や鉱物といった天然物を加工した生薬。今回、大多喜町にあった県立薬草園の生薬標本コレクションを、同館が受け入れることとなり展示が決まった。
資料は今では手に入りづらいものも多く、刻まれる前の状態であり、貴重だという。拡大写真と豊富な解説とともに展示し、なじみのある朝鮮人参やウシの胆のうにできた結石「牛黄(ごおう)」、当時の書物から読み解く扱われ方など、幅広い内容になっている。
小説と対応し、何話に出てきた生薬なのかも分かるようになっている。担当した御巫由紀研究員は「小説を読んでイメージしていたものを確かめに来てほしい」と期待。生薬をテーマにした展示は少なく、「生薬の多様性やおもしろさが分かる内容になっている」と来場を呼びかけた。
(大村慧)









