フィギュアスケートペアの三浦璃来(20)と木原龍一(29)は2019年8月のコンビ結成以来、カナダで練習を積んできた。新型コロナウイルス禍でスケートができずに落ち込んだ時期も、協力して乗り切った。団体での活躍に続き、9歳差の2人が18日のショートプログラム(SP)で息を合わせる。
女性を空中へ放り投げる「スロージャンプ」などアクロバティックな技が多いペア。指導者も少なく、国内では練習機会が限られ、2人はカナダを拠点に活動。アパートで1人暮らしの木原が、当時未成年だった三浦のホームステイ先に車で送迎する生活だった。
20年春にコロナ禍が世界的に拡大。2人はカナダに残ることを選んだが、ロックダウン(都市封鎖)の影響で約2カ月滑ることができなかった。三浦は「部屋でふさぎ込んでいた。ホームシックになり、本当につらかった」と話す。心配した木原がドライブや散歩に連れ出し、三浦の趣味のテレビゲームで気分転換を図った。
食事をトレーニングの一環と考える木原は、1日3食のうち2回は蒸した鶏肉やゆで野菜を食べる。昨年9月に木原と同じアパートの別の部屋で1人暮らしを始めた三浦も食生活をまねするように。三浦は「体の動きが良くなった」と実感する。
木原も三浦に信頼を置く。過去2回の五輪は別のパートナーと出場し、フリーには進めなかった。「今回は自信を持って臨める」
競技を離れたオフの時間も息ぴったり。三浦が「精神年齢が低いので話が合う」と言えば、木原が「合わせてあげている」と切り返す。「SPとフリーで、団体での自己ベストを超えたい」と木原は意気込む。(共同)