任期満了に伴う松戸市長選（６月８日告示、１５日投開票）出馬に意欲を示していた現職の本郷谷健次氏（６５）＝１期＝が８日、市役所で会見し、「この４年間の実績、方向性を問いたい」と再選を目指し立候補することを正式表明した。

　本郷谷氏は昨年４月に市の組織を「本部制」からフラットな「部制」に変えたことなどを挙げ「お互いの部が連携して業務に取り組むようになってきた。行政目線から市民目線に変わりつつある」と“市民派”の姿勢を強調。「国政ではなく市民としての政治をしていきたい」と今回の選挙戦では特定政党からの公認・推薦は受けず無所属で立候補する考えを示した。

　本郷谷氏は同市議を経て２０１０年６月の同市長選で民主党の推薦を受け初当選した。東大経済学部卒。同市松戸在住。同市長選への出馬表明は４期務めた前市長の川井敏久氏（７１）、新人で市議の杉浦誠一氏（６４）に続き３人目。