野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が虐待を受け死亡した事件から24日で5年となった。事件は幼い命を社会全体で守り、虐待に遭った子どもたちをどう育てていくのかを考える大きな契機となった。被害を受けた子どもたちの受け皿の一つで、実の親と暮らせない子どもを家庭に近い環境で里子として育てる「ファミリーホーム」を取材した。
(報道部・増淵あかり)
NPO法人全国児童福祉支援ネットワーク(古川孝行理事長)が運営する千葉市中央区の「ファミリーホームふるかわ」。現在、3~12歳の女児3人が入居し、一時保護の乳児の男の子と合わせて計4人が古川さん(45)夫婦、古川さんの両親と生活。保育士の山本美和さん(57)も協力し、子どもたちの成長を見守っている。
◆子どもと向き合う
ファミリーホーム(小規模住居型児童養育事業)は経験豊富な養育者の家庭で複数の子どもを育てる事業で、2009年の児童福祉法改正で制度化された。定員は5~6人。古川さんは「児童養護施設を小さくしたものではなくて、里親(制度)をちょっと大きくしたもの」と説明する。大規模な児童養護施設と比べると、...
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