千葉市美浜区の幕張新都心で8日、新設小学校となる「市立幕張若葉小学校」が開校した。同市での市立小新設は20年ぶり。周辺のタワーマンション建設に伴う児童の急増に対応するためで、敷地内に校舎を増築できるゆとりを確保した。約300人の児童が通う。
(大村慧)
市教育委員会によると、新1年生は約100人、2~6年生は近くの打瀬小を中心に転入してくる。
教室は壁がスライド式のセミオープン形式。幅約5・5メートルの廊下を活用することで学級の枠を超えた柔軟な学習形態に対応する。
多様な児童への配慮も特徴で、体調不調やパニック時に心身を落ち着かせる「カームダウンコーナー」や、性別を問わずに利用できる個室トイレ、エレベーターを完備した。
今後も学校設備を整え、本年度はプールなどを整備する。近くにタワーマンションがあるが、児童のプライバシーは守られるようにするという。新学校整備の総事業費は約50億円。
学校がある若葉住宅地区は居住人口約1万人、住宅戸数約4500戸の新たな街づくりが進む。タワーマンションは6棟建設予定で、児童数は約7年後にピークを迎え、約1100人に達する見通し。
一方、2022年策定の「小学校新設基本計画」によると、児童数はその後、減少に転じて42年には各学年1学級になると見込まれ、打瀬小への統合を想定する。市教委はその時の状況に応じて柔軟に対応するとしている。
8日の開校式には、転入した2~6年生約210人や市関係者らが出席した。
山口麻理校長は「心から誇れるすてきな学校をつくっていきましょう」と児童に呼びかけた。新しい学校に通う4年生の小野純平さんは「いろいろなことができる学校で楽しみ。新しい友だちもできる」と話した。
校歌や校章はまだなく、児童らと一緒に学校づくりを進める。








