勝利を呼び込む男は、打席前でも笑っていた。市船橋の黒川裕梧は人一倍声を張り上げるムードメーカー、兼副主将。海上雄大監督は「秘密兵器」と好機で起用してきた。興南との1回戦。九回に満塁で代打登場しベールを脱ぐと、死球を受けサヨナラ勝ち。「何かやってくれる」背番号3が、やってくれた。
本塁打を放っている4番片野優羽が敬遠され出番が回った。身長177センチ、体重93キロの巨体。悠々と打席に立つが、持ったバットはひときわ短い。これが、黒川の流儀。千葉大会では内野ゴロで打点を挙げるなど、監督いわく...
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