成田の地に創業し、330年以上にわたって酒を造っている。蔵は神崎町にあるものの、酒造としての発展に成田山新勝寺や歌舞伎の市川宗家との関係は切り離せない。今は成田空港に近い地の利を生かし、外国人観光客ツアーを提案している。
江戸時代の元禄2(1689)年に佐倉藩より酒造株1050石(1石=約180リットル)を与えられ、成田山門前で酒造りを始めた。当時の銘柄は「蓬莱山」。門前宿に泊まる参拝者に提供された。
約100年後、念願の千石の製造を達成した。大塚完・現社長(67)は「昔ではかなり多い量だった」と語る。背景にあったのは成田詣のブームだ。...
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