圧倒的な闘いぶりで世界選手権3連覇を果たした。全試合オール一本勝ちと、スケールの大きさを存分に発揮。最高峰の大会でも敵なしの柔道家は「本番は来年のパリ五輪。そこでもしっかりと金メダルが取れるように日々精進したい」。視線は来夏のパリだけに向く。
強さが際立つ大会だった。今月7日にカタール・ドーハで開催された世界選手権女子48キロ級。シードで2回戦からのスタートとなったが、危なげなく決勝まで駒を進める。ファイナルの相手は最大のライバルと目された世界ランキング1位(当時)のフランス人選手。開始早々から激しいぶつかり合いとなり、残り1分30秒で、必殺のともえ投げがさく裂。一本を狙う自身のスタイルを貫き、女王の座を守り切った。
大舞台でも勝負どころを知り、まるで優勝するすべを熟知している試合運びだった。切れ味抜群の投げ技と関節技を駆使し、海外勢を寄せ付けない。「いつもよりも緊張したが、自分を信じて戦った。勝って帰ってくることが、地元への恩返しになるので」...
「対人のスポーツ。見えないところの駆け引きが楽しい。見るよりやった方がいい」。自ら魅力を語る柔道を始めたのは、小学2年になった頃。近くの警察署の道場で「マット運動の一環みたい」(角田さん)だった。父親で、八千代市柔道協会長の佳之さん(59)は「最初の頃は勝っても負けても泣いてばかりいた」と明かす。どちらかいえば球技は苦手で、取り立てて運動神経が良かったわけでもなかったという。
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